Advertisement
AdvertisementAdvertisement
Wednesday, October 7, 2026
AINewsStartup

Firmus、バタムの17万台GPU規模AIファクトリー推進のため20億米ドルを調達

AIインフラ企業のFirmusは、新たに20億米ドルを調達した。NVIDIAとCoatue Managementが再び参加し、BlackstoneのファンドとJane Streetが新規投資家として加わった。同社はこの資金で、オーストラリアとアジア太平洋地域のAIファクトリープロジェクト、特にインドネシア・バタムの大規模AIデータセンター計画を加速させるとしている。バタムでは最大17万台のAIアクセラレータを収容できるキャンパスの建設を計画している。

重要なポイント

  • Firmusは20億米ドルを調達し、評価額は105億米ドル超に上昇した。
  • 資金はインドネシア・バタムの360MW規模AIファクトリーキャンパス(最大17万台のAIアクセラレータ対応)を加速させる。
  • NVIDIAとCoatue Managementが再び参加し、BlackstoneのファンドとJane Streetが新規投資家として加わった。
  • バタムの初期容量は2027年第1四半期を目標とし、6年間で250億〜300億米ドルのコミットオフテイクが見込まれる。

調達ラウンドの詳細

今回のラウンドでFirmusの評価額は105億米ドル超となり、2026年4月時点の約55億米ドルからほぼ2倍に跳ね上がった。共同CEOのオリバー・カーティス氏は、新たな資金で拡大ペースを維持できると述べた。「当社は同じスピードで動き続け、この資金によってオーストラリアのプロジェクトとインドネシアでの初期段階を加速できる」と語っている。

バタムプロジェクト

Firmusは以前、インドネシア・バタムに360MW容量のAIファクトリーキャンパスを建設する計画を発表している。このプロジェクトはNVIDIAのインフラを採用し、Grace-Blackwell、Vera-Rubin、VeraなどのNVIDIA GPU・アクセラレータプラットフォームを2027年から2028年にかけて段階的に導入し、最大17万台のAIアクセラレータを収容する設計だ。

施設はNVIDIAのDSX AIファクトリープラットフォームと、液体冷却システムを採用したFirmus独自のHyperCubeアーキテクチャを組み合わせる。同社はこのアプローチにより、大規模AIコンピューティングをより高いエネルギー効率で運用できるとしている。バタムプロジェクトはシンガポール拠点のデジタルインフラ企業DayOneと共同開発しており、初期容量は2027年第1四半期に利用可能となる見込みだ。

なぜバタムなのか

Firmusは、この提携により最初の6年間で250億〜300億米ドル相当のコミットオフテイク契約が生まれる可能性があると見込む。バタムは東南アジア最大級のデータセンターハブであるシンガポールに近く、海底ケーブル網や工業団地へのアクセスも優れていることから選ばれた。インドネシアはオーストラリア以外で同社が最初に狙う市場の一つだ。

今回の発表は、インドネシアに流入する大規模AIインフラ投資のリストに加わるものだ。企業、スタートアップ、政府のAI採用が進むにつれ、AIモデルの学習・運用に必要なGPU需要は今後も増加すると見込まれる。NVIDIAはFirmusに出資しているが、バタムの施設はNVIDIA所有のデータセンターではない。FirmusがNVIDIAの技術とアクセラレータを活用してインフラを開発・運営する。

出典: Detik INET